大仙家について

二百年以上にわたり湯治場として親しまれてきた畑毛温泉は、静岡県唯一の環境省指定保護温泉。
大仙家は、日本旅館の良さを生かしながら洋の空間を取り入れた、くつろぎの宿です。
全国でも数少ない反射炉、国の重要指定文化財など歴史散策もおすすめです。
 
文人と畑毛温泉
大正期から昭和初期にかけて、作家 武者小路実篤の日向「新しき村」に代表される運動が全国各地で行われ、ここ畑毛に於いても、大正デモクラシーの先駆者吉野作造博士を中心に総面積約2万坪に及ぶ「理想郷構想」が実施されました。
構想実現の為、この理想郷に宿泊施設が必要となり、新派の名優「河合武雄」が吉野博士と同郷の劇作家 真山青果の紹介を受け、大正十年に開業した「榮家旅館」が当館「大仙家」の始まりです。
河合武雄(本名 内山武次郎)は明治10年3月、歌舞伎俳優 5代目大谷馬十の次男として東京築地に生まれました。
明治26年7月(17歳)、横浜鶯座の山口定雄一座で初舞台を踏んだ武雄は天性の容貌と美声に恵まれ立女形の名優として活躍し、昭和17年3月21日、ここ畑毛の地でなくなりました。享年66歳。
武雄は、当時の演劇界において最も舞台映えのする女形を創り上げたと言われ、絶大な人気を博しました。華やかな絢爛さに加え、匂うばかりの妖艶さを備えた女形は、あでやかな緋牡丹の花に例えられ、新派の歴史の中に現在もなお燦然とその名を残しています。
また、美人画の大家 鏑木清方は描く女の絵姿に「河合という女形から大きな影響を受けた」と言わしめさせる程、華のある俳優でした。酒乱の芸妓役では他に追随を許さない独自の妙味を開いたと評され、大正期に入ると伊井蓉峰、喜多村緑郎と共に『新派三頭目』の1人と呼ばれる名優の地位を築きました。
庭園から
◇『長湯して飽かぬこの湯のぬるき湯に ひたりてやすき心なりけり』
  ・・・若山牧水
◇『心をば破れて鳴らす鼓とし 静かに在りぬ畑毛のひと夜』
 ・・・与謝野鉄幹
◇『浴室の石の床をば湯のぬるく 這いたる伊豆の如月の宿』
 ・・・与謝野晶子
◇『かげろうや おもかげにたつ ひとひとり』 
  『東京の おぼろかなしき こよいかな』
  ・・・傘雨(久保田万太郎)河合への追悼2句
 
心なごむ静寂 〜ゆっくりと流れる時間を楽しむ〜
街のざわめきから離れ、静かな田園風景に囲まれた「伊豆畑毛温泉 大仙家」は、くつろぎと心の贅沢が楽しめる宿。
静かな佇まいを見守る霊峰富士。館内からその眺めをお楽しみいただけます。
 
客室から望む富士山
客室の詳細
 
源泉に湯が香る 〜二つの湯源を楽しむ〜
露天風呂・豊富な源泉
低い温度が特長のお湯は、じっくり浸かることで湯冷めをしにくくするほか、高血圧や神経痛などの効能を持っています。
当館自慢の木立の中の広々とした露天風呂と、伊豆石を敷き詰めた大浴場を楽しみいただけます。
ゆったりとしたパウダールームとサウナもご用意しています。
温泉の詳細
 
旬の膳に 〜ゆっくり流れる時間を楽しむ〜
調理長自ら丁寧に素材を選び、自然が育む四季折々の海の幸、山の幸に工夫を凝らして、美味しく仕上げた懐石料理。訪れる度に新鮮な、和の香りとおもてなしをお届けします。
また、ご昼食、ご夕食はご宿泊以外でもご利用いただけます。
大仙家自慢の懐石料理
料理の詳細
 
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